1. 念願のソウルフード「ラープ」を求めて
ラオス2日目。
午後の新幹線でバンビエンへ向かう前に、どうしても食べておきたい料理があった。
ラオスの国民食であり、ソウルフードとも呼ばれる**「ラープ」**だ。
【ラープとは?】
挽肉をハーブやスパイス、ナンプラーで和えたラオスの伝統料理。最大の特徴は、煎った米の粉(カオクア)を加えることで生まれる香ばしさと独特の食感。「幸せ(Lao)」と発音が似ていることから、お祝い事にも欠かせない縁起の良い料理とされています。
前日は見つけられなかったが、ホテルの近くに「ここならありそう」という趣のあるローカル食堂を発見。言葉は通じないが、ガイドブックの写真を見せると、奥から地元民用の裏メニュー(?)を出してくれた。
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2. まさかの特等席!親父さんの調理を独占取材
注文したのは「豚肉のラープ」。調理場はなんと店の外。親父さんが炭火でご飯を炊き始め、蒸籠から真っ白な湯気が立ち上る。
期待に胸を膨らませていると、なんと調理工程をそばで見学させてくれることに!再現料理を目指す私にとっては、願ってもない「特等席」だ。
手際よく中華鍋で挽肉を炒め、ナンプラーやレモン汁で味付けをしていく。そこにフライドオニオンと、パクチーやミントなどのフレッシュなハーブを大量に投入。カオクアは使われていない。

ラオス料理の核となる「パーデーク(濁り魚醤)」の強烈な臭いを覚悟していたが、この店のレシピは意外にもクリアで、日本人にも馴染みやすい味付けだった。
3. 生のインゲン!?驚きの野菜盛り合わせ
運ばれてきたのは、ラープとご飯、そして山盛りの生野菜。

ご飯は期待していた「カオニャオ(もち米)」ではなく、パラパラとしたタイ米だったが、ラープを乗せて食べるとこれがいける。ハーブの清涼感とレモンの酸味で、いくらでも食べられそうだ。
驚いたのは付け合わせの野菜だ。キュウリや水ナスの横に、なんと**「生のインゲン豆」**が。恐る恐るかじってみたが、やはりインゲンは火を通した方が美味しいと再確認した(笑)。
4. ラオスの象徴タート・ルアンと、旅の洗礼
食後はビエンチャン観光のハイライト、黄金の仏塔「タート・ルアン」へ。
街角でトゥクトゥクを拾い、往復の約束を取り付けて走り出す。風を切って進むトゥクトゥクから眺める雑多な街並みは、東南アジアに来たことを改めて実感させてくれる。

10分ほどで到着した寺院は、圧倒的な存在感だった。金色の尖塔に極彩色の仏像、そして穏やかな表情の涅槃像。実はここ、ラオスの国章にも描かれている国家のシンボル。その神々しさに、しばし暑さを忘れて見入ってしまった。

しかし、帰り道に「旅の洗礼」が待っていた。
ホテルに戻って代金を払う際、相場を大きく上回る金額を要求された。不覚にも完全にぼったくられたのだ。旅慣れてきたという自負が油断を生んだのかもしれない。
少し苦い経験を抱えつつも、荷物をまとめてホテルをチェックアウト。
気を取り直して、いよいよ次なる目的地、バンビエンへと向かう。

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