2日目の朝、ホテルの窓から

翌朝。
日曜日のローマ。
ホテルの窓から街を眺めると、
映画で見たことのあるような、
いかにもなヨーロッパの街並みが広がっていた。
いわゆる「ローマの休日」そのものだ。
これから始まる長い旅程。
イタリア・ドイツ・フランス、3ヶ国12都市。
日帰りまで含めると、もっと多い。
「この旅程、本当に回り切れるのだろうか」
正直、楽しみよりも不安の方が勝っていた。
コロッセオと観光都市ローマ
気を取り直して、市内観光へ。
地下鉄の1日券を買い、まずはコロッセオへ向かう。
駅を出た瞬間、目の前に現れる巨大な遺跡。

近い。
いきなりだ。
少し出オチ感すらある。
事前予約は逃し、当日券は長蛇の列。
外周を歩くだけにした。
想像以上だったトレヴィの泉の混雑
次はトレヴィの泉へ。
地下鉄B線とA線を乗り継ぎ、
バルベリーニ駅で下車。
そこから街中を歩く。

通りを抜けてトレヴィの泉に出ると、
突如、すごい人混みが現れた。
想像していた以上、
はるかに多い。
泉の前は人で埋め尽くされ、
写真を撮るにも一苦労だ。

ローマは、
想像以上に観光都市だった。
そして最初の食事
次のナヴォーナ広場へ向かう途中、
教会のそばの路地にある
小さなレストランで昼食にする。
天気も良いので外の席を選んだ。
7月のイタリア。
気温は高いが、建物の陰に入ると涼しい。
扇風機から出るミストが心地いい。

まずはグラスでキャンティを一杯。
特別なワインではない。
でも、やけに美味しく感じた。
料理は、ローマの定番中の定番
カルボナーラ。
ローマの三大パスタは、
カルボナーラ、アマトリチャーナ、カチョ・エ・ペペ。
全部食べたい。
でも、この滞在では無理だ。
また来る理由が、ひとつ増えた。
カルボナーラは、
フライパンに盛られたまま運ばれてきた。

まず目に入るのは、
惜しみなく使われたグアンチャーレ。
日本ではなかなか見ない量だ。
現地では、もっと身近な食材なのだろう。
一口食べて、驚いた。
生クリームは使っていないはずなのに、とにかく濃厚だ。
卵とチーズだけで、ここまで出るのか。
そして決定的なのは、
ペコリーノ・ロマーノ。
このチーズの塩気とクセが、
料理全体の輪郭をはっきりさせている。
重たいのに、ぼやけない。
濃厚なのに、エッジがある。
パスタも、やけにモチモチしている。
小麦なのか、水なのか。
それとも、初めてのイタリアという状況補正なのか。
よく分からない。
でも、確実に「日本で食べてきたカルボナーラ」とは違った。

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